変形性膝関節症とは?
膝痛は変形性膝関節症が原因となっていることが多いと考えられています。変形性膝関節症は、膝の関節軟骨が変形したり、膝の軟骨がすり減ってしまうことで起こる慢性、または、進行性の膝関節の病気です。変形膝関節症は、加齢や肥満、膝の怪我などが主な原因となり、関節の軟骨がすり減って変形することで膝痛を起こしてしまうといわれています。変形性膝関節症になると、動作をする時に痛みを感じるようになり、階段の上り下りでも痛みが伴う他、ひどくなると歩行困難になることもあります。また、変形性膝関節症では膝の稼働範囲が狭くなってしまうことがあり、正座ができなくなることもあるようです。変形性膝関節症で関節内に炎症が起こると、関節液が溜まり、膝が腫れてしまうこともあります。腫れがひどい場合には、膝の曲げ伸ばしを伴う動きに支障がでてしまいますので、病院で膝に溜まった液を抜く処置をしなくてはいけなくなるでしょう。変形性膝関節症では、骨の破壊が進むこともあり、骨の破壊が進むと変形し、O脚になってしまったり、歩く時に不安定になりぐらつくこともあるようです。変形性膝関節症は肥満の人に多くみられ、肥満の約80%の人は変形性膝関節症があるといわれています。変形性膝関節症による膝痛がある場合には、日常生活の改善、病院での薬物療法や理学療法、装具を使った治療や外科的治療により、膝痛を改善することになるでしょう。